代表挨拶
私は、大学在学中から公認会計士の資格試験に臨み、勉強漬けの日々を送っていましたが、ついに試験に合格できずに、当時としては大きな挫折を経験していました。
その時に、両親やたくさんの方々に励まされ、また稲盛和夫さんやガンジー、マザーテレサなどの書籍に触れ、「利他」の心で世のため人のために自らの人生を捧げている方々の生き方を学び、ご縁あって地元のホスピス(末期がんの方々が最期の療養生活を送る病院)で、傾聴ボランティアをさせて頂くことになりました。
そのホスピスで働いておられた医師や看護師の方々は、本当に優しい方々ばかりで、患者さんもご自身の境遇を受け入れて、家族との時間を有意義に過ごされていたように思います。
そのホスピスの空間には「愛」の分子がいたるところに充満しており、死の恐怖や孤独を和らげる癒しと安らぎのエネルギーに満ちていたようでした。
私は、そういう病院や施設が世界中にたくさんあれば、私たちはもっと人生を前向きにチャレンジしながら生きていくことが出来るのではないか、病気を治すだけでなく、人の心や魂までも癒して元気にさせる病院を増やしていきたいという思いで、医療業界で働いていくことを決意いたしました。
あれから20年近くが経過しましたが、様々な方々との出会いや仕事に恵まれ、現在は病院経営をITでご支援させていただくお仕事をさせて頂けるようになりました。
本当に、いままでお世話になったすべての方々に感謝申し上げます。
そして、あのホスピスで人生を捧げて、医療に奉仕されておられた医師や看護師を始めとする病院スタッフの方々の様に、日本の医療・介護を含めた社会保障全体が、質を保ちながらも持続可能なものであり続けられるように、微力ながらご奉仕させていただければ幸いでございます。
代表取締役 植木 裕一朗